パイプ・鋼管のレーザー切断加工 | バイト・鋸による切断加工との違い
近年パイプの切断加工において、バイト・鋸による加工と比較して、高精度・高品質なパイプを製作できるレーザー加工が注目されています。こちらの記事では、パイプをレーザーで加工するメリットについて詳しく解説します。
レーザー加工とバイト・鋸切断加工の比較(切断)
レーザー加工とプレス加工の大きな違いの一つが「精度・品質」です。
バイトや鋸によるパイプの切断は、切断単価が安く、大ロットに適しています。しかし、切断精度が荒く、直線形状にしか切断できません。また、細かい調整がいるので小ロットには適しません。
一方、レーザー加工は90°垂直カットや、決められた角度での斜めカットなど、製品に合わせた多種多様な端面切断加工を実現できます。±0.2mmまで精度を狙うことができ、バリも少ないため、大幅な精度・品質の向上を実現できます。
また、バイトは丸パイプのみ、鋸は角パイプ・楕円パイプ・異形管のみ切断加工なのに対し、レーザー加工は、上記全てのパイプを切断することができます。
▼パイプの切断時におけるレーザーとバイト・鋸切断加工の比較図▼
*メタルソーとバンドソーが鋸にあたります。
パイプ・鋼管のレーザー加工事例
視力検査器の脚
こちらは、視力検査器の脚をパイプで製作した事例です。
従来、視力検査器を製作する際、バイトで切断したパイプにメッキ加工を施し、高さの目盛り用のシールを貼り付けていました。しかし、シールの貼り付けに正確性が求められるため、時間がかかっていました。
そこで、パイプをレーザーにて切断すると同時に、ケガキ線加工を行い、その後メッキを施すという工法に転換しました。これにより、高さの目盛りの精度も向上し、シールを貼り付ける工数も省略できました。
パイプ・鋼管のレーザー加工なら、パイプ切断・穴あけ 3次元レーザー加工センター.comにお任せください!
こちらの記事では、パイプのレーザー切断加工について、 バイト・鋸との違いからご紹介いたしました。
レーザー加工により、バイトや鋸による加工でネックとなっていた高精度・高品質なパイプを製作できます。
また当社では、レーザー加工以外にも、プレス・バイト・鋸による切断、プレス・ボール盤による穴あけ加工も行っており、ワークに応じて最適な工法を選定しています。
パイプの切断・穴あけ加工に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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