溶接治具を減らしたいのですが、パイプに爪(切り込み)を作って組み合わせることはできますか?
3次元レーザー加工機を用いることで、パイプに「爪(切り込み)」や「差込口と差込穴」などの形状を作り、部材同士をパズルのように組み合わせて固定することが可能です。
この「勘合形状」に加工する手法は、溶接前の正確な位置決めを容易にするため、従来必要だった複雑な溶接治具を大幅に簡素化、あるいは完全に廃止することができます。具体的な加工事例として、フックと引掛穴を設けて部材を差し込む構造や、V字の切り込みを入れて手で折り曲げる工法などがあります。
これらにより治具製作のコストと時間を削減できるだけでなく、溶接時のズレや熱歪みを抑えて製品全体の精度を向上させることにもつながります。
関連するよくある質問
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板厚以下の径の穴をレーザーであけることはできますか?
はい、条件を工夫することで板厚(肉厚)以下の径の穴をレーザーであけることができます。
一般的にレーザー加工では小径の穴あけは難しいとされていますが、加工プログラムの構築や条件設定を最適化することで実現できます。対応可能な穴径の限界としては、肉厚に対して約40%の径(例えば肉厚1mmの場合、φ0.4mm程度)までの極小穴に対応可能です。
実際に、肉厚1mmのSUS304丸パイプに対し、φ0.5mmの極小穴を20箇所あけるという難易度の高い加工を安定して実現した実績があります。
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架台やフレーム、安全柵などの部材として、セットでの加工依頼は可能ですか?
架台やフレーム、安全柵といった構造物の部材を、セットで一括加工することも可能です。
3次元レーザー加工の強みを活かし、部材同士がぴったり噛み合う「勘合形状」や切り込みを精密に施すため、納品後の組み立てや溶接作業の負担が劇的に軽減されます。例えば、溶接をせずにボルト締めだけで完成する組立式の安全柵や、複雑な角度を持つ架台の枠なども、1セットからオーダーメイドで対応しており、輸送コストの削減や現場での工期短縮に貢献しています。
具体的な設計図面が手元にない場合でも、完成イメージ図(ポンチ絵)を提供すれば、そこから各部品のばらし図を書き起こし、必要な部材をすべて揃えて製作する体制が整っています。
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スパッタを限りなく抑えたステンレスパイプを調達したいのですが、何か工夫されていますか?
ステンレスパイプの加工においてスパッタの付着を極限まで抑えるため、最新鋭のファイバーレーザー加工機「TruLaser Tube 3000 fiber」に搭載された「スパッタガード」機能を活用しています。
この機能は、切断を行う前にパイプ内側へ特殊な油(スパッタ防止剤)を吹き付けることで、高温で溶けた金属のカスが内壁に固着するのを防ぐ仕組みです。加えて、加工時のアシストガスに酸素ではなく窒素を使用することで、酸化による焼けや変色を防止し、後処理なしで美しく清潔な切断面を維持しています。
これらの工夫により、異物混入が許されない食品機械や流体の流れを重視する配管部品など、極めて高い内面品質が求められるニーズにも対応が可能です。
