【スパッタレス・傷なし】ステンレスパイプの穴あけ加工
当社では、パイプ・鋼管の加工を3次元レーザー加工機を用いて行っています。こちらの記事では、ステンレスパイプをスパッタレスかつ、傷をつけずに穴あけ加工した事例をご紹介します。
ステンレスパイプのレーザー加工で求められるポイント
スパッタレス
ステンレスは、内部スパッタが鉄パイプと比較して付きやすいですが、スパッタが付かないよう求められることが多いです。
特に食品業界では、パイプに付着したスパッタが食品の中に入ると、異物混入になってしまうため、スパッタに厳しいです。
また、パイプの中にスパッタが付いてしまうと、エアや液体の流れに問題が生じるため、今までパイプの穴あけにレーザーで加工することができませんでした。
高い外観性
またステンレスパイプは、人の目に付く建築板金部品や、ディスプレイなどに使用されるることが多いため、傷が付いてないなどの高い外観性も求められます。
特に、#400や、HL(ヘアライン)などの研磨材は、傷が付くと使用できないため、従来、レーザーで加工することはできませんでした。
当社のスパッタレス・傷なし ステンレスパイプ加工
当社では、TRUMPF製の最新ファイバーレーザー加工機「TruLaser3000」を保有しています。
この機械は、パイプの内部に、スパッタを付着させにくくする液剤を吹き付けてから、加工する機能が付いているため、スパッタの付着を最大限に抑えることが可能です。
ワーク落下防止機能も付いており、従来ワークの落下時に付いていた傷を防ぐことができます。
また、アシストガスに酸素ガスではなく、窒素ガスを使用することで、錆びないようにすることも重要です(鉄パイプの場合は、酸素ガスを使用することの方が多い)。
>>当社が保有するTRUMPF TruLaser3000について詳しくはこちら
スパッタレス・傷なしステンレスパイプ・鋼管の加工事例
従来のレーザー加工機では、パイプの切断時に鉄を高温で焼き切るため、スパッタが付着しやすく、このスパッタの除去が必要でしたが、TruLaser Tube 3000の機能「スパッタガード」によりり、切断前にパイプ内側に特殊な油を付着させることで、切断時にスパッタがほとんど発生しません。
ステンレスパイプの傷なし加工
TruLaser3000の「ワーク落下防止機能」により、パイプの外観を保ちながら加工ができました。
パイプ・鋼管のレーザー加工なら、パイプ切断・穴あけ加工センター.comにお任せください!
こちらの記事では、ステンレスパイプのスパッタレス・傷なし加工についてご紹介いたしました。
当社では、パイプの切断・穴あけを主にレーザーにて加工を行い、QCD向上を実現しています。
パイプの切断・穴あけ加工に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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