窒素切断による、パイプ切断面の品質向上

提案内容

加工方法の変更

品質向上

あるお客様から、「他社で加工していただいたパイプなのですが、溶接する際にパイプとパイプとの間に少し隙間ができてしまう」というご相談をいただきました。

当社で該当部分を調べた結果、酸素を用いて高出力でレーザー切断を行っていることで、パイプの切断面が焼けてしまっていたことが原因だと分かりました。酸素を用いてレーザー切断を行うと、レーザーの熱量が高くなってしまうため、切断時に先物部分が溶けてしまい、綺麗でまっすぐな断面になりません。

そこで、窒素でのレーザー切断をご提案いたしました。

窒素での切断は、酸素での切断よりも熱量が高くなりにくく、また、酸化膜もできないため、きれいな切断面になりやすいです。

窒素で切断した製品をお客様にお見せしたところ、きれいな断面で溶接の精度が向上した、大変喜んでいただけました。

窒素での切断は、酸素での切断と比較して、熱量が高くなりにくく、また、酸化膜もできないため、パイプの切断面をきれいに仕上げやすいです。

このように当社では、ご相談をいただきましたら、最適な加工方法をご提案させていただきます。