パイプ・鋼管のレーザー穴あけ加工 | ボール盤による穴あけ加工との違い
近年パイプの切断加工において、ボール盤による加工と比較して、高精度・高品質なパイプを製作できるレーザー加工が注目されています。こちらの記事では、パイプをレーザーで加工するメリットについて詳しく解説します。
レーザー加工とボール盤加工の比較(穴あけ)
レーザー加工とボール盤加工の大きな違いの一つが「精度・品質」です。
ボール盤は、導入費用も比較的安価で、汎用性が高いため、パイプの穴あけ加工によく使用されています。しかし、穴径にバラつきが出やすかったり、穴ずれが起きやすかったりするため、高い精度は求めにくいです。
一方、レーザー加工は異なる穴ピッチや穴径への対応能力が高く、穴径の精度を±0.2mmまで狙うことができます。バリやカエリも少なく、大幅な精度・品質の向上を実現できます。また、レーザー加工は切断と穴あけを同時に行うことができ、かつ加工スピードも速いため、大幅なリードタイムの短縮も可能です。
▼パイプの穴あけ時における、レーザーとボール盤加工の比較図▼
パイプ・鋼管のレーザー加工事例
マンション銘板
こちらは、お客様より、「マンション銘板に、立体的な造形 及び 照明透過等による加飾を行いたい。」というご相談をいただき、レーザー加工で製作した事例です。
レーザー加工にてパイプを切断後、立体的に文字抜きを行い、製品背面よりLED照明を透過するようにしました。
また、切断と穴あけ加工をレーザーで同時に行うことで、リードタイムの短縮も図れています。
パイプ・鋼管のレーザー加工なら、パイプ切断・穴あけ 3次元レーザー加工センター.comにお任せください!
こちらの記事では、パイプのレーザー穴あけ加工について、ボール盤との違いからご紹介いたしました。
レーザー加工により、ボール盤でネックとなっていた高精度・高品質なパイプを製作できます。
また当社では、レーザー加工以外にも、プレス・バイト・鋸による切断、プレス・ボール盤による穴あけ加工も行っており、ワークに応じて最適な工法を選定しています。
パイプの切断・穴あけ加工に関して、お困りごとがございましたら、お気軽にお問い合わせください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
関連コラム
-
パイプ・鋼管のスリット加工
当社では、パイプのスリット加工に対応しています。こちらの記事では、パイプのスリット加工の概要と実際の加工事例について詳しく解説します。
続きを読む
-
パイプ・鋼管の3次元(3D)レーザー加工
近年パイプの加工において、プレスや、鋸、切削加工と比較して、QCDの向上を実現できる3次元レーザー加工が注目されています。こちらの記事では、パイプを3次元レーザーで加工するメリットについて詳しく解説します。
続きを読む
-
パイプ・鋼管のレーザー穴あけ加工 | 切削による穴あけ加工との違い
近年パイプの加工において、切削加工と比較して、リードタイムを短縮できるレーザー加工が注目されています。こちらの記事では、パイプをレーザーで加工するメリットについて詳しく解説します。
続きを読む