農機具（芝刈り機）部品の溶接簡素化

こちらは、農機具（芝刈り機）に使用されるパイプの溶接部品を
レーザーでケガキ線を入れることで、リードタイムを短縮できた事例です。

ある機械メーカー様が、パイプの溶接をある板金加工業 様に
「1週間で溶接してほしい」と依頼したところ、1週間は難しいとの回答だったため、
その機械メーカー様とは当社と取引があったこともあり、当社にご相談をいただきました。

その板金加工業 様は、治具を使用した量産の溶接を得意とされていらっしゃいました。
しかし今回は、小ロット品を1週間という比較的短納期での溶接だったため、
「部品図をレーザー加工後、ASSY図をみながら部品を溶接する」という通常の方法だと時間がかかってしまいます。

そこで、当社にてレーザーでパイプにケガキ線を入れ、
簡易治具で溶接できるようにしたところ、レーザー加工は2日間、溶接は3日間で完了でき、
機械メーカー様と板金加工業 様両方からお喜びいただけました。
（当初の図面には、ケガキ線は入っていなかったため、当社にて完成品の図面データからケガキ線を加えた図面を作成いたしました。）

このような、レーザーでケガキ線を入れることで、
測定せずにダイレクトで溶接できるようになり、リードタイムの短縮と、製品精度向上を実現できます。
また、ケガキ線を入れるコストは、1部品数十円～数百円程度と微々たるものです。

パイプの溶接におけるリードタイムでお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。