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技術コラム

カラーパイプのレーザー切断・穴あけ加工

建設現場や各種配管設備など、過酷な環境下で使用される鉄パイプには、優れた防錆性能と耐久性が求められます。中でも「カラーパイプ」と呼ばれる塗装済みの鉄パイプは、赤やグレーなどの塗膜によって防食性が高められており、広く使用されています。

当社では、こうしたカラーパイプの加工において、レーザー技術を活用することで、従来の切断方法では難しかった高精度かつ美観を保った加工を実現しています。

本記事では、カラーパイプの用途や、レーザー加工の利点、そして加工時に注意すべきポイントについて解説します。

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カラーパイプの用途

カラーパイプは、主に防錆性の向上を目的として、赤やグレーの塗料を施した鉄パイプです。その大半が建設現場で使用されます。例えば以下のような用途があります。

・仮設足場や構造材の一部
・各種設備配管の保護・延命
・屋外での配管敷設(雨風にさらされる環境)

これらの現場では、鉄材が腐食すると大きなリスクにつながるため、防錆処理が施されたカラーパイプが使用されています。

カラーパイプをレーザーで加工するメリット

一般的にカラーパイプの切断には鋸が使用されますが、当社ではレーザー切断を採用しています。

鋸切断では、切断時に発生する切粉が塗装面に付着しやすく、さらに刃の摩擦により塗膜が剥がれるリスクも伴います。その結果、製品の外観品質が損なわれることが少なくありません。

一方、レーザー切断は非接触で加工を行うため、切粉の発生がなく、塗膜へのダメージも最小限に抑えられます。これにより、塗装を傷めることなく、優れた外観品質を維持できます。さらに、細かな穴あけや複雑な形状加工にも対応できるため、意匠性の高い部品や高精度が求められる製品にも最適です。

カラーパイプをレーザーで加工する際の注意点

カラーパイプはレーザーで加工するメリットが大きいですが、一方で注意点がございます。

それは、二度切りをすることです。

カラーパイプは表面に塗装が施されているため、塗膜がレーザーのエネルギーを吸収・散乱してしまい、一度の照射では切断や穴あけが不完全になることがあります。また、無理に一度で切断しようとすると、熱影響によるバリや焦げ、寸法精度の低下といった不具合につながる恐れもあります。

このようなトラブルを防ぐためには、以下のように加工を2工程に分けることが重要です。

・第1工程:マーキング加工(塗装剥離)
レーザーを用いて、まずは加工部位の塗膜を除去します。この工程では、塗装を熱で溶かすことで、素材(金属)を露出させます。

・第2工程:本加工(切断・穴あけ)
塗装が除去されたパイプに対して、改めてレーザーを照射し、正確な形状に加工を行います。これにより、寸法精度の高い美しい仕上がりを実現できます。

カラーパイプの切断・穴あけレーザー加工のことなら、パイプ切断・穴あけ 3次元レーザー加工センター.comにお任せください!

こちらの記事では、カラーパイプの切断・穴あけレーザー加工についてご紹介いたしました。

カラーパイプは防錆性と耐候性に優れ、建設や設備配管の現場で欠かせない材料です。こうしたパイプを高精度かつ美観を損なわずに加工するには、レーザーによる加工が非常に有効です。

カラーパイプの切断・穴あけ加工でお困りの際は、是非当社にご相談ください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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